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「生のみ生のままで」 綿矢りさ [日記]

もう、ずいぶん前だけど、「最年少芥川賞受賞!」ということでセンセーショナルな話題となった綿矢りささん。

2004年、当時自分はすでに40路を過ぎ、勝手なイメージで、まぁ当時の流行って感じの若者受けする小説を書かれているのかな的な思いもあって、話題にはなったものの、彼女の小説を読むという選択肢が自分の中にはひとつもなかったのが正直なところ。

それからずいぶんと歳月は流れて、amazon kindle本のホームページで何気に面白そうな小説が出てないかな、と眺めていて、なんとなく気持ちにヒットしたのが、この小説「生のみ生のままで」だった。

少し前に世間でもいろいろと話題となった?「LGBT」の「L」に焦点をあてた小説と言えるかもしれないけど、読後感からはそれだけで話題にあげるのは、著者に対してたいへん失礼なことではないか?という思いが強い。

主人公の二人の女性がお互いにお互いを必要とする、そんな関係を羨ましいとも思う一方で、自分はここまでできないという気持ちも浮かんでくる。

自分ならその重さに耐えかねて、避けてしまいそうな気もする。

例の杉田水脈さんの「LGBT」問題の時に彼女が「LGBTの当事者たちの方から聞いた話によれば、生きづらさという観点でいえば、社会的な差別云々よりも、自分たちの親が理解してくれないことのほうがつらいと言います。」と書かれていたが、本当にそうなんだろうな、と。

この小説では同性の母親が反対の意思表示をしていたが、救われたのは父親、あるいは彼女らの身近な男性が理解を示してくれていた点だろう。

まぁ、言葉にできない思いはいろいろとあるけれど、なかなか読み応えのある小説だったと思います。

で、続けて彼女の著書を数冊Kindleでまとめ買いしちゃうという落ちでした(ちゃん、ちゃん)

京都市美術館

京都市美術館 Ricoh GR III

綿矢さんは京都紫野高校出身(その後早稲田大学に進まれたそう)とのこと。
割とレベルの高い高校と耳にしたことがある。
自分が卒業した大学がその目と鼻の先にあった。
それにしても綿矢さん、綺麗な方ですね。
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